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金ゴマの研究が始まったのは、西脇市で無農薬栽培した「へそごま」の存在があったから・・・

西脇市の金ごまは、農薬を使用せず栽培されており、兵庫県認証食品として認証されています。香りがよく、熱を加えると独特の風味があり、数少ない国産ごまとして、市場でも高い評価を受けています。

 「白ごま」「黒ごま」「金ごま」は種皮の色の違いにより分けられた呼名で、品種による分類ではありません。

国産ごまの生産は、輸入ごまのわずか1000分の1で、国産で産地表示のあるごま商品は、全国的にも希少な存在です。西脇市は、将来のブランド化が期待できることから、2008年度から栽培を開始しました。「日本のへそ」と知られていることから、「へそごま」のネーミングがつきました。西脇市周辺の土地は、金ごまの栽培に適しており、作付面積や生産量も増えてきて、全国的にも知られるようになってきました。
                  (兵庫県教育委員会HPより引用)


ところで、みなさん、ゴマが成長した姿を知っていますか?

金ゴマ②

ゴマ科ゴマ属の一年草。成長が早く、種まきからわずか約100日で収穫できます。
 春に種をまいたごまは、短期間に成長して60cm~1mにもなり、夏になると葉のつけ根に釣鐘型の花を咲かせます。
 上の写真は、ゴマの花が咲いているところです。
 花の色は種の色とつながりがあり、白ゴマには白い花が、黒ゴマには淡いピンクの花が咲くことが多いようです。

 実は縦にやや長い形で、秋になって熟してくると自然に縦に裂けます。はじけた実から出てきた種、これが私たちが食べているごまです。
           (カタギ食品株式会社ホームページから一部抜粋)

つぎに、金ゴマ脱穀の工程を見ていきましょう。

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まず、金ゴマを収穫します。

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ふるいによってゴマを分けます。

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このようにして、ゴマともみ殻が選別されていきます。

とうみ

 西脇工業高校の電気科では、3年前からゴマの選別機の開発をしています。ゴマの選別機というのは、昔からあり、唐箕(とうみ)と呼ばれています。上の写真は、昭和17年製のとうみです。

とうみの仕組み

唐箕のしくみは、ゴミが混ざった穀物を上から投入し、風の力によって、ゴミを吹き飛ばします。さらに、重さによって、軽い穀物と思い穀物に分けられて、下から出てきます。

この仕組みをもとに、木製で簡単に組み立てられる選別機を開発しました。

【1年目】金ごま選別機 1号機がこちら↓

脱穀機 1号機

そして、【2年目】金ごま選別機 2号機がこちら↓

脱穀機2号機②

そして、今年3年目を迎え、新たな選別機を設計・試作しています。

 選別機の開発において、途中の経過を随時アップしていきたいと思いますので、楽しみにしていてください。

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